北海道札幌市南区滝野
Road Map :札幌市街からR453を南下して常磐6条から道々341」号線に入り、滝野すずらん丘陵公園に向かう。
Route Map:すずらん丘陵公園は広過ぎて、パンフレットの地図を見ながら歩く必要がある。
『日本の滝百選』 滝は国営のすずらん丘陵公園内にあるので自ずと滝見も有料となってしまうが、裏の手はあります。
ウィキペディアからすずらん丘陵公園
札幌市中心部から約20kmに位置し、周辺には札幌芸術の森や札幌ふれあいの森などがある市内南部のレクリエーションエリアとなっている。通年利用を目指した公園としてグリーンシーズン(夏)、ホワイトシーズン(冬)を設けている(シーズン切替時の一時休園あり)。園内は4つのゾーン(渓流ゾーン、中心ゾーン、滝野の森ゾーン【東エリア】、滝野の森ゾーン【西エリア】)に分かれており、夏季は渓流ゾーンのみ無料となり冬季は利用可能なエリア全域が無料となる。
ウィキペディアからアシリベツの滝
札幌市南区の厚別川上流にある滝。落差は26m。名称は、アイヌ語のアシリベツ(新しい川)に由来。
アシリベツは厚別の地名語源でもある。
数万年前、支笏カルデラを形成する大規模な火山噴火が発生し、現在の胆振総合振興局中央部から石狩
振興局南部は支笏火山下降軽石や軽石流堆積物で覆われた。同様に埋没した厚別川源流部は、噴火が収まる
に連れて流れを回復し、侵食活動を再開したが、谷を覆いつくすスコリアの弱い溶結部のみが浸食されて
峡谷となり、強い溶結部は、切り立った柱状節理の崖として残った。その高度差が、滝になったのである。
アシリベツの滝
今回の目的である日本の滝百選を一つ消化出来て一安心ではあるが、明日からは天気が崩れるらしい。 山歩きには雨は大敵であるが、滝巡り時の雨はガスが掛からない限り問題は少ない。
とは言え、陽光の当たる輝く滝を見たいものである。
今日の寝床
いつもなら車中泊なのだが、今回は長年の付き合いである札幌の鉄人がゲストハウスをオープンしたとのことで、お祝いを兼ねて宿泊を予約しておいた。
〔005〕アシリベツの滝 (落差26m)
すずらん丘陵公園は入場料¥410で入場すれば、どこの駐車場も使える様だ。園内は広過ぎるので車で移動するのが得策である。今日は節約的に失敗したが、鱒見の滝の遊歩道入口の駐車場は夏季には無料になるらしく、ここから公園に徒歩で入れば、駐車料金を無料で済ますことが出来る。
すずらん丘陵公園では3つの滝見を予定していたが、不老の滝は閉鎖されていて、藪扱きしても行けない状態に見えたので、この滝は割愛した。白帆の滝は滝見に値しない貧相な滝だった。
あしりべつのたき
鱒見の滝
滝野すずらん公園内にある滝。
東側の駐車場より、徒歩10分ほどで到着できる。
日本の滝百選に選ばれているアシリベツの滝も滝野すずらん公園内にある。
滝野すずらん公園に立ち寄った際には、是非とも見ておきたい滝だ。
白帆の滝
鱒見の滝
14時過ぎに駐車場から歩き始めて、まずは ”白帆の滝”を探してみる。
この道路幅が遊歩道なのに驚く。
今年4月から値上げ(410円→450円)された入園料を払ってすずらん丘陵公園に入る。後から知ったのであるが65歳以上のシルバー料金210円があるらしく
”早く言っ
てよ!”の損した気持ちになる。 流石は北海道一の国営の公園でやたら広い駐車場が何ヶ所もあり、車で駐車場巡りをしてから中央口駐車場に車を停める。
北海道特産のでっかいハスが茂っている整備された遊歩道を進むと・・・
園内散策地図を見ながら ”白帆の滝”遊歩道入口に辿り着けた。
遊歩道終点に予想通りにがっかりする落差10mの ”白帆の滝”が出て来た。
園内地図によればここから更に ”不老の滝”まで伸びる遊歩道があるはずであったが、
その踏み跡、痕跡も無かったので、遊歩道が閉鎖されて年月が経っている様だった。
上部だけ見るとまだ滝らしく見えるが、水量が乏しく貧相なものだった。
これを落差10mと見るのは個人の勝手な判断であろう。
さて、目的の ”アシリベツの滝”に行くべく、広大な園内を散歩する。
この川の水は ”アシリベツの滝”からの様であり、滝の水量が期待出来た。
今日は薄曇り、時々晴れの残念な天気ではあるが、雨でないだけラッキーである。空気が乾燥しておりTシャツ1枚では寒い位の天候となっていた。
しっかりした道標が設置してあるので、園内で迷子にならなくて済みそうだ。
釣り掘の料金は高いと思ったが、ニジマスが7匹釣れれば安いものだ。
多分、ヤマメしか釣れないのではと悪く予想してしまう。
まだ営業していないお土産屋さんで右に曲がる。左側に釣り堀屋さんがあった。
14時30分に日本の滝百選に入っている ”アシリベツの滝”に着くが、この時間では滝に陽が当たっていなかった。とある情報では午前中の早い時間でないと滝に陽は当たらないらしい。
”アシリベツの滝”が近付くと観光客をチラホラ見掛ける様になって来た。
落差26mの直瀑である ”アシリベツの滝” 直瀑と言っても上部は段瀑となっており、しかも2本の滝なので好感が持てた。
左側の滝は源流が違うらしく、渇水期には殆ど滝水が流れないらしいが、今日は滝水が充分流れていたのでラッキーだった。 源流が違うのであれば2つの滝名があっても良さそうに思うのだが・・・
右側が ”アシリベツの滝”らしいが、一般的には2つの滝で ”アシリベツの滝と呼んでいる様である。 これで日本の滝百選の滝見スタンプを一つ貰えた。
温度計が合っているかは判らないが、温度以上に寒く感じる。
園内の中の沢に流れる小さな無名滝を見る。
我が家では3房しか咲かなかった ”ルピナス”は北海道では
雑草の様に各所に咲き誇っていた。
駐車場周辺に咲いていた ”ルピナス”を愛でる。
歩いてでも行けるのであるが、野良扱きなので車で ”鱒見の滝”遊歩道入口の駐車場に移動する。 この駐車場は不思議な設定であるが夏季は無料となっていた。
ここから ”アシリベツの滝”まであるけば、駐車料金は掛からないことになる。
久し振りに使う言葉であるが ”野良扱きする”は仕事をサボるに使っていた。
”アシリベツの滝”までは1.9kmの距離でありハイキングとしては遠くないが、滝見としては歩きたくない距離である。
”鱒見の滝”への遊歩道を歩いているとレンタルサイクルであろう若い家族に軽く抜かされた。行きは軽い上りであるが、帰りは快適なサイクリングが出来そうだ。
すずらん丘陵公園には各所に駐輪場が設けられていた。
駐車場から10分程で ”鱒見の滝”に着く。
老夫婦の先行者が居て、一眼レフ+望遠レンズで盛んに写真を撮っていた。
落差18mの分岐瀑である ”鱒見の滝” 流れ落ちている途中で流れが分岐するのが分岐瀑だと思うので
”鱒見の滝”は源流を共にする2つの滝として、それぞれに滝名を付けるべきと思う。
左側の滝を見る。カメラに長けている様に見えた老夫婦にシャッターを押して貰った。 三日間の北海道滞在で唯一の自分の写真となる。
右側の滝は渇水期には水量が激減するらしいので、今日は良い滝見が出来た。
ベット数は男性用4つ、女性用4つであり、新規開設なので備品は何もかもが新しく、お得感があるので推薦をしておきます。 今回はゲストハウスの宿泊者として来たのだが、夕食は個人的に友達として歓待して頂きました。
3年程前にゲストハウスとして改装された ”トムハウス”には広い無料駐車場も
隣接していた。 HPは出していないが、フェイスブックには登録されているとか。
宿泊料は¥2,500円、今は閑散期であるが、札幌雪祭り、夏休みには直ぐに満杯にな
るらしい。 因みに今日の宿泊者はおいら一人だけだった。
'18年北海道の滝巡り
ゲストハウス ”トムハウス”